海外には行けない。でも、週末は帰りたい。そして、できれば安く帰りたい。
そんなわがままな願いを、この年は「GoToトラベル」が、思わぬ形で叶えてくれた。
今回の帰宅
2020年夏、GoToトラベルが始まった。対象は旅行商品や宿泊。航空券そのものは対象外だけれど、宿とセットで考えれば、週末の帰宅は十分に“旅”になる。僕はここぞとばかりに、大阪のホテルをGoToで押さえ、地域共通クーポンで食事までまかなった。
さらに追い風だったのが、航空会社の「無料変更」。コロナ対応で、予約済みの便を何度でも無料で変更できるようになっていた。これを使って、安いウルトラ先得を早めに押さえておき、用事に合わせてこまめに日程をずらす。気づけば、毎週の帰宅が、いちばんお得なレジャーになっていた。
国内で、修行を続ける
海外修行は無理でも、国内線なら飛べる。減便で本数は減ったけれど、そのぶん空いている。感染対策をしながら、静かにFOPを積む。GoToの宿に泊まり、クーポンで夕食を食べ、翌朝また飛ぶ。誰にも迷惑をかけない、地味で確実な修行である。
お嫁ちゃんとは、「今は我慢、あとで倍」と約束した。この年の我慢は、きっと来年以降の旅で取り返す。
2020年後半の実績(抜粋)
| 月 | 区間 | 泊数 | GoTo活用 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 8月 | 羽田⇄伊丹 ×2往復 | 2泊 | 宿+クーポン | 帰宅が旅になった |
| 9月 | 羽田⇄伊丹 ×3往復 | 3泊 | 宿+クーポン | 無料変更が神 |
| 11月 | 羽田⇄伊丹 ×3往復 | 3泊 | 宿+クーポン | 国内で修行継続 |
GoToは批判も多かったけれど、僕にとっては、離れて暮らす家族に会いに行くための、ありがたい後押しだった。制度は使うもの。ただし、分別をもって。
写真: Premkudva / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)